ODっ子と家族のための脱水症予防

追記(2019/6/14)

2017年5月と2018年8月の茶話会で、管理栄養士さんから説明していただいたものです。

当時のブログ内容を移転させました。

是非お役立てください。

※コピペ転載はご遠慮ください。

 脱水症予防に役立てていただける場合は連絡不要でリンクフリーです。

 リンク先として当会の名称を入れてください。

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先日の茶話会で熱中症について管理栄養士さんから説明がありました。

途中で帰られて聞けなかった方や、来られない方のために文章を送ってくれました。

筋肉量が減るODの子は脱水症になりやすいそうです。

暑い季節になりますので、是非役立ててください。


★ODっ子と家族のための脱水症予防

①体調不良の時はまず脱水を疑う‼︎

・頭痛、めまい、倦怠感、発熱などは脱水症の症状。

・風邪や発熱、下痢嘔吐の時も脱水は危険

・脱水が進むとその分体重も減ってしまう。

 重症になると汗が出なくなり、体に熱がこもって熱中症になる。


②脱水時は、水ではなく「体液濃度に近い水分(イオン水)の補給」が必要

・イオン水には、スポーツドリンクと経口補水液の2種類がある。

・スポーツドリンクは、飲みやすいように糖分が多くて塩分が少なめ。

 ポカリやアクエリアスなど。

・経口補水液は、飲む点滴と言われスポーツドリンクよりも体液に近い。

 塩分が多く糖分が少ない。平常時に飲むと不味く感じるけど脱水時は美味しく感じる。

 OS1、アクアソリタなど商品に「経口補水液」という記載がある。

・軽い脱水症ではスポーツドリンクでも有効、重症では経口補水液が必要。

 超重症(熱中症)になったら、救急車を呼んで!口から無理して飲ませると危険な場合も…。

・昔イオン水がなかった時代は、発熱や下痢で脱水になった時「重湯に梅干し」で糖分、

 塩分、水分の補給をしていた。←古風がお好みなら、これでもOK


③健常時、食事が食べられればイオン水は必要ない‼︎

日本人は普段の食事だけで塩分と糖分が多め。

水がわりにイオン水を飲んでいると生活習慣病や低血糖(ペットボトル症候群=急性糖尿病)、

虫歯の心配も。


④1日に必要な水分

健常時、2〜2.5リットルは身体から出ていて、同量の水分をとってバランスが取れている

(食事で1リットル、飲料で、1〜1.5リットル)

食事が食べられないと、1リットルの水分不足になり、自然と脱水になってしまう。


⑤水分補給に適したもの

水や麦茶などカフェインのない飲み物がベスト。

緑茶やコーヒー、紅茶は、飲み慣れている人は利尿作用は少ない。

ただ、1日の水分全てが緑茶やコーヒーではカフェインの取りすぎ。

アルコールは飲んだ以上に尿に出てしまう。

ビールを1リットル飲んだら1.2リットル出てしまうので、

アルコールを飲んだら必ずそれ以上の水分を飲みましょう。


⑤水分をとるタイミング

1リットルの水を一気に飲むのは胃に負担がかかる。

理想は、喉が乾く前にコップ8杯を目安に分けて飲む。

寝る前の1杯が一番大事。

寝ている間も汗や不感蒸泄で水分は抜ける。

早朝の脱水で脳梗塞でなくなる老人も多い。


⑥食事がとれない時…

食べられなくても水分だけはとりましょう!

お粥、野菜スープ、果物など、食べやすいものや水分の多いものをとると脱水症を予防できる。

ジュースや牛乳でもOK


⑦塩飴で塩分チャージ⁉︎逆に脱水の心配も。

脱水時は「体液濃度に近い水分の補給」が重要!

塩分だけ単独でとると、体内の水分で調節しようとして身体が脱水になる。

また、健常時に塩飴などを頻繁にとると、糖分、塩分の取りすぎで生活習慣病や

虫歯の原因になる心配も。


⑧体内の水分の貯蔵場所は筋肉!

筋肉量の減っているODっ子は、脱水になりやすい。

寝る前の水分補給で翌朝の脱水予防にもなる。

起立性調節障害 ソレイユ

朝起きられない、体がだるい、 遅刻欠席が増える、成長期に多い病気 「起立性調節障害」の家族の会 東京都で活動中

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